猿山は中々よくできたヒエラルキー構造社会だな、と
感心しながらお猿さん達を観察していた僕は
お尻が紅くなって腫れ上がっている猿が
結構いるのに気がつきました。
たぶん発情期を迎えたメス猿達です。
僕が八木山動物園で何度か目にしたところでは
お猿さんに限らず多くの動物達は
基本的に立ちバックの体位で性交を行うようです。
人間はお互いを見つめあって性交する体位を、正常位、と呼んでいますが、
基本的に立ちバックという動物界のトレンドの中では、人間の、正常位、と
いう性交方法は、かなり異常な行為なのではないかと思いました。
人間が、正常位、の体位で交わるようになったのは
きっと、二足歩行を始めた事と関係があるのだと思います。
ものの本によると、二足歩行を始めた人類の女性は
次第にセックスアピールをお尻から胸に移していったとの事。
つまりDカップだ、Fカップだと言って大騒ぎしたり
下着メーカーが競って胸を大きく見せるブラの開発に
いそしむ、という現在の風潮の起源は
人類が二足歩行を始めた瞬間にある、と言えます。
発情してお尻を紅く腫れ上がらせているメス猿達を
見ながら、いかに人類は合理的に進化してきたものか
と僕は感心してしまいました。
二足歩行を始めてセックスアピールが
お尻から胸に移ったので向かい合って性交する
ようになった。実に合理的です。
やはりダーウィンの進化論は正しいのだろうか。
つまり人類は地球でサバイバルするために
現在の形に進化しただけで、そこに造物主の
介在する余地などなかったのか、と。
八木山動物園(5)へ続く
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