罪を憎んで人を憎まず、と昔の人は言いました。
とても人間の本質にせまった言葉だと思います。
村上春樹さん訳の
心臓を貫かれて/マイケル・ギルモア著を
読んでみると、犯罪とはなんだろうと
考えさせられます。
その本はゲイリー・ギルモアという殺人犯の
ノンフィクション作品なのですが
たいてい犯罪者の人生を追っていくと
この人は犯罪者にならざるを得なかったのだな、と
思わされたりします。
罪を憎んで人を憎まず。
果たしてどうなのだろう。
最近は犯罪被害者の側から
加害者の人権を擁護し過ぎている、と
批判がなされる事もあるようです。
果たして、罪を憎んで人を憎まず、は真なりや。
犯罪被害者、加害者、検察官
裁判官、書記官、新聞記者……そういった人達を
目の前に、僕はその問いについて考える瞬間に
出くわしてしまったのです。
青葉区片平の
仙台高等裁判所において。
-仙台高等裁判所、其の二、へ続くー
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